アラサーADHD主婦の雑記

アラサー主婦。ADHD(ADD寄り)持ち。現在夫の転勤で東南アジア暮らし。日々の出来事、考え事などを綴ります。

「行きつけ」を作ろう

私は今ある歯医者に1年以上通っているのだが、学んだことがある。

それは同じところに通い続けると言うことがADHDにとってどれだけ大事かと言うことだ。

ADHDはことごとく信用を失いやすいタチである。

 

もちろんそうじゃない人もいるであろうが、私は予約したことをすっかり忘れてすっぽかしたことがもう3回もある。更に、予約を変更するなら3日前までに連絡しなきゃいけないところを、前日に「具合が悪くなった」と言ってキャンセルしたことも2回ある(しかも本当に具合が悪くなったわけではなく、忘れていた用事を思い出したり、当日にめちゃくちゃ嫌なことがあって誰とも会いたくない気分になってしまったなど、クズすぎる理由である。)

 

そんな時に「このクソ客が」と思われながらも「でもまぁ仕方ねえ」と思ってもらえるには、行きつけにするしかないのである。

逆に言えばずっと通っていれば、自分が(数回を除けば)ほとんどはちゃんと通うことを相手はわかっているので、この人はたまにホカするけど、基本的に通い続けてくれていると言う評価を得られることになる。

信用を得るのは本当に難しい。

それはまるで、一つずつ石を積むようなものだ。

崩すのは簡単だし、ADHDの場合は何回も崩してしまうと思う。それでも同じところに通っていれば、また最初から一つずつ石を積めるのだ。

 

ADHDはどうしても、ミスを一度しただけで過去の責められた記憶や、怒られた記憶が蘇る。だから一度でも失敗すると何もかも嫌になって相手を避ける傾向にある。

だから、歯医者にしても病院にしても美容院にしても、いちど気まずい思いをすると行かなくなり、いろいろなところを転々としやすい。

そうすると、そのたび訪れる新しい場所では、気まずさはなくとも、結局相手も自分のことをよく知らないままだし、あちらからしても、特に歯医者のような複雑で長い治療が求められる場所では、初見の人に対する治療はどうしても雑になりがちだし、これから通ってくれるかもわからないのに懇切丁寧に施術する医者もいないであろう。

(今までいくつもの歯医者をジプシーしたが、そういう結論にたどり着いた)

 

つまり、自分が大事にしたいこと

(私の場合は歯であるが)

何か他のことでもいいけれども、誰かに技術をお願いし、良いサービスを受けたいような場合は、同じところにずっと通い続けた方が良いのである。

 

不器用なADHD民は特にそうしたほうがいい気がする。